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三重 - 伊勢

伊勢神宮を起点に、山々と自然に抱かれた大台町で過ごす静かな旅

a bridge with trees in the background

旅のはじまりは日本文化の象徴ともいえる聖地・伊勢神宮。信仰の地として2000年以上もの歴史をもつ伊勢エリアをじっくり旅しながら、三重県の中心に位置する「奥伊勢」と呼ばれる大台町方面へ。三重県を流れる宮川の流域にある山あいの地域で、まさに伊勢のふところとも言える場所だ。週末の一泊旅行。知らない土地を目指す旅の計画に胸が踊る。山と清流を巡る、懐かしくも新しい三重旅行へ。

伊勢神宮から奥伊勢への旅路

a room with a large table and chairs

宿泊は「フェアフィールド・バイ・マリオット・三重奥伊勢おおだい」。大台町の中心地に位置し、伊勢方面からのアクセスも良好。

07:00 名古屋駅

09:00 伊勢神宮外宮

11:00 つたや

12:00 伊勢神宮内宮

14:00 おかげ横丁

17:30 月壺 鮎料理

19:00 フェアフィールド・バイ・マリオット・三重奥伊勢おおだい

  • Day1 総移動距離 194km

  • Day1 合計移動時間 約3時間20分

a wooden object with a stick on top of it

ひとつめの目的地は伊勢神宮。習わしどおり外宮と内宮を参拝する。午後は早々に大台町方面へと移動し、宮川の名産の鮎をいただき、自然豊かな奥伊勢・大台町の滞在を楽しむ。

***

名古屋駅 7:00
140km 移動
約120 分
Travel Icon
伊勢神宮外宮9:00
a river with a bridge over it

伊勢自動車道を南へ。伊勢神宮までは約2時間のドライブだ。

人びとの暮らしに寄り添う「伊勢神宮・外宮」

a wooden sign in the woods

a group of trees in the woods

お伊勢参りの始まりは外宮から

伊勢神宮は外宮と内宮の2つがある。まず訪れたのは外宮。ここは天照大御神(内宮)の食事を司る神宮であり、神事や祭典は外宮で執り行われる。この習わしに倣い、参拝も「外宮から内宮へ」が古くから正式な順序とされてきた。だからこそ、旅の始まりも外宮からと決めていた。

a path through a forest

外宮は人びとの暮らす街のすぐそばにある。しかし火除橋(ひよけばし)の鳥居をくぐると街の喧噪は消え、朝の澄んだ空気が広がっていた。玉砂利を踏みしめて歩く。なんと心地よいのだろう。すっと心が洗われるような気持ちになった。

a group of people walking on a path with a large wooden arch
伊勢神宮外宮
516-0042 三重県伊勢市豊川町279
5:00~18:00 ※閉門時間は季節により変動有り

伊勢うどん「つたや」伊勢参りの途中で出会う一杯

a bowl of noodles with green onions
a wall with signs and posters on it

やわらかさの理由を知る

伊勢参りに来たならば、どうしても食べたくなってしまうのが伊勢うどん。太く柔らかい麺とたまり醤油ベースのタレが特徴。最初味わったときは、「こんなにコシのないうどんがあるのか...」と不思議に思ったが、消化をよくするために長く茹でているのだとか。長距離を歩き疲れた参詣者のための料理だったと聞いて納得!


伊勢うどんの老舗のひとつ「つたや」は、昭和20年頃の創業。煮干しや鰹節、昆布などを長時間かけて煮込んだ伝統のタレが特徴で、旅行者はもちろん、地元の人々からも愛されてきた老舗だ。昔の旅人も、同じようにここでひと息ついたのだろうか。その土地の食が生まれた理由に触れ、味わいがさらに深まった。

a store front with signs and signs on it
つたや
516-0009 三重県伊勢市河崎2丁目22-44
11:00〜15:45(水、日曜日定休)

つたや 11:00
5km 移動
約20 分
Travel Icon
おかげ横丁 14:00
a white paper lanterns with black writing on them

江戸から明治にかけて、おかげ参りで賑わったおかげ横丁。赤福を頬張り、伊勢路の建築を再現した街並みを歩く。

日本の祈りの中心「伊勢神宮・内宮」へ

a bridge over water with trees in the background
a group of people walking under a large wooden arch with Meiji Shrine in the background

2000年の祈りが続く場所と神域の清流五十鈴川

「伊勢神宮・内宮」は、正式には皇大神宮(こうたいじんぐう)と呼ばれ、日本の皇室の祖神とされる天照大御神を祀っている。創建はなんと約2000年前。以来、国家と国民の安寧を祈る最も重要な聖地として信仰を集めてきた。


内宮を象徴する宇治橋を前に一礼。ちなみに鳥居は結界を意味し、この先は聖域であることを示している。橋を渡り、たもとの五十鈴川(いすずがわ)でお清めをする。ひんやりと冷たい川の水に触れる。昔の人もここで川辺から参拝へ向かったのだろう。そして最奥にある正宮を参拝し、内宮を後にした。

a group of people walking up stairs to a building
伊勢神宮内宮
516-0023 三重県伊勢市宇治館町1
5:00〜18:00 ※閉門時間は季節により変動有り

伊勢神宮内宮 16:30
50km 移動
約40 分
Travel Icon
月壺 17:30
a green hills with trees

大台町への道のりは40分ほどだが、車を走らせると風景は一変。まるで隠れ里に迷い込んだような感覚だ。

「月壺」で味わう、鮎と母の味

a plate of food with bowls of rice and a piece of fish
a group of women standing together smiling

宮川の清流が育て、人が仕上げる鮎

名物の鮎を味わえると聞いて訪ねた「月壺」。鮎といえば夏が旬だが、ここでは通年提供しているのだそうだ。聞いてみると月壺を運営しているのは鮎の養殖会社。大台町を訪れる人のために、いつでもおいしい鮎を提供したいと試行錯誤を繰り返したのだという。宮川の清流で稚魚から大切に育てられ、与える餌も徹底的に管理。稚鮎から子持ち鮎まで取り揃えているこだわりっぷりだ。

a group of fish in water

店内は絶景のリバービュー。大きな窓からエメラルドグリーンの薗川を見下ろしながら食事を楽しめる。いただいたのは「子持ち鮎塩焼き定食」。秋に冷凍保存した子持ち鮎を炭でじっくり焼き上げる。鮎はもちろん絶品。そして添えられたおかずの一つひとつも丁寧に作られている。


というのも、「月壺」では、近所のお母さんたちが集まり、地域の警察署や消防署などに提供する弁当も手がけており、地元ではリピーターが絶えないのだという。名産とおふくろの味を堪能し、大台町との距離が近づいたような気がした。

a building with a sign on the front
月壺 鮎料理
519-2513 三重県多気郡大台町薗1274
11:30〜14:00(金・土曜日は夜営業もあり17:30〜20:00)
火・水曜日定休日

心がほどける夜
「フェアフィールド・バイ・マリオット・三重奥伊勢おおだい」

a building with a tree in front of it
思い返す時間が生まれるロビーラウンジ

チェックインする頃、あたりはすっかり暗くなっていた。今回の旅では伊勢市街のスポットにはほとんどいかなかったものの、伊勢神宮をくまなく堪能したこともあり、旅の1日目としては充実感たっぷり。車から荷物をおろしカウンターへ。心地よい空間と朗らかなスタッフに迎えられ気持ちがほぐれていった。


夜はマーケットプレイスで購入したクラフトビールを楽しみながら、ロビーラウンジのソファに身を委ね、ゆるりと過ごす。旅の計画を立てるときは、つい行き先を詰め込みすぎてしまうけれど、心を落ち着かせる時間も必要だ。伊勢神宮で感じた空気感のこと、大台町までの道のことを振り返っているうちに夜は更けていった。