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京都 - 山城

器の里・信楽と伊賀へ。焼き物文化と地産グルメを巡る旅

a table with bowls and knives

京都最南端の里山・南山城村から始まる小さな周遊旅。茶畑が連なる山間を抜け、陶芸の里信楽町へ。登り窯や狸の置物が迎える町並みには、土と炎が育んだ文化が息づく。そして峠を越え歴史ある里山・伊賀市へ。日本の原風景と手仕事の文化に出会う1泊2日のドライブ旅。

信楽で生まれた「器」を探しに

a room with a table and chairs

茶畑に囲まれた静かなロケーションに佇む「フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろ」。京都の喧騒から離れ、里山の風景とともにゆったり過ごせすことができる。

08:30 新大阪駅

10:00 滋賀県立陶芸の森

11:20 陶芸館

          信楽産業展示館、穴窯・登り窯

12:40 山とおむすび 銀月舎

13:50 信楽焼ミュージアム

15:00 ろくろ体験工房 遊器陶舎

18:00 フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろ

  • Day1 総移動距離 122.05km

  • Day1 合計移動時間 約3時間

a person working on a pottery wheel

日本六古窯のひとつとして知られる信楽焼(しがらきやき)。はじまりは鎌倉時代と言われ、古くからの歴史がある伝統的な陶器文化だ。有名な狸をモチーフにした置物は実は近代のもので、壺や甕、すり鉢など日常の器が中心。現在は新しい作風も生まれてきている。そんな信楽焼の歴史と“いま”を訪ねる。

***

新大阪駅 08:30
87km 移動
約1時間30分
Travel Icon
滋賀県立陶芸の森10:00
a landscape of a forest and mountains

大阪から東へ高速道路を走らせ、焼き物の里として知られる滋賀・信楽へと向かった。

自然とアートが溶け合う「滋賀県立陶芸の森」

a building with a chimney and trees

a room with a variety of dishes and objects

陶芸の森で出会う、信楽のやきもの文化

信楽に着いて最初に向かったのは「滋賀県立陶芸の森」。やきもの文化を発信する総合施設で、広大な敷地には現代陶芸を紹介する美術館やギャラリー、アーティストの滞在制作を支えるスタジオ、そして野外作品が点在する公園エリアが広がっている。自然とアートがゆるやかに溶け合い、散策しながら陶芸の多彩な魅力に触れられる場所だ。

園内には「陶芸館(美術館)」や「信楽産業展示館」、さらには伝統的な日本の窯として知られる穴窯や登り窯もあり、公園を歩きながらゆったりと巡ることができる。見て、歩いて、感じる、充実した滞在となった。

a statue of two bears in front of a sign
滋賀県立陶芸の森
529-1804 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188−7
9:30〜17:00(月曜日定休)

土の表現を探る「陶芸館」

a statue of a person on a concrete block in front of a building

a room with a variety of dishes and objects

信楽焼の伝統と現代表現が響き合う陶芸館

陶芸の森の中核をなす美術館施設「陶芸館(陶芸美術館)」は、信楽というやきものの産地において、国内外の現代陶芸を幅広く紹介する専門ミュージアムとして1990年に開館した。

信楽の土と世界の陶芸が出会う場所。印象的なドーム空間のもと、やきものが持つ造形や質感、表現の奥行きをじっくりと味わえる美術館である。

a statue of a panda in a grassy field
陶芸館
529-1804 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7(陶芸の森内)
9:30〜17:00(月曜日定休)

「山とおむすび 銀月舎」の滋味深いランチ

a plate of food on a table
紅鮭の粕汁定食で味わう、素材のうまみ

陶芸の森を歩き回り、心地よい疲れとともにお腹も空いてきた。そこで、信楽産業展示館内にある「山とおむすび 銀月舎」でランチをとることに。

注文したのは紅鮭の粕汁定食。おにぎりは好きな具を二種類選べるということで迷いながらも、「昆布」と「炙りねぎ味噌」を選んだ。粕汁は野菜がごろりと厚切りで、それぞれの食材の味わいがしっかりと感じられる。どの料理もただ塩味に頼るのではなく、素材のうまみがじんわりと広がる滋味深い一品だった。

a room with tables and chairs

ひとつひとつ丁寧に仕立てられた料理からは、素材と真摯に向き合う姿勢が伝わってくる。店主のこだわりと信念が、皿の上にまっすぐに表れているようだった。

a sign on a brick wall
山とおむすび 銀月舎
529-1804 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7(陶芸の森内)
11:00〜16:00(月曜日定休)

山とおむすび 銀月舎 13:40
1.7km 移動
約10 分
Travel Icon
信楽焼ミュージアム13:50
a bridge over a river

道のあちこちに点在する信楽焼をモチーフにしたオブジェや装飾。焼き物の里らしい風景を楽しんだ。

信楽焼の歩みをたどる「信楽焼ミュージアム」

a group of ceramic pots on a table

a display of vases and other objects

歴史と技法から読み解く信楽焼の系譜

信楽駅のすぐ近くまで移動し、「信楽焼ミュージアム」を訪れた。信楽焼の歴史と魅力を総合的に紹介する文化施設で、長い年月をかけて育まれてきた歩みをたどりながら、産地としての背景や技法、暮らしとの関わりを学ぶことができる。

a plate with a pattern on it

展示では、中世から現代に至るまでの信楽焼の変遷を丁寧に紹介。壺や甕(かめ)などの古陶にはじまり、茶陶、そして近代の産業製品へと広がる系譜が一望できる。信楽焼の“これまで”と“いま”をつなぐ場所。やきものの里を歩く前後に立ち寄ることで、まちの風景がより立体的に見えてくる、学びの拠点だった。

a building with a lot of windows
信楽焼ミュージアム
529-1851 滋賀県甲賀市信楽町長野1203
09:00〜17:00(木曜日定休)

「ろくろ体験工房 遊器陶舎」で土に触れる時間

a person's hands on a pottery wheel
信楽焼を知り、自らの手でかたちにする

せっかく信楽焼を学んだのだから、自分でも作ってみたい。そう思い、飛び込んだのは「ろくろ体験工房 遊器陶舎」。迎えてくれたのは、笑顔が印象的な高岩さんだ。電気ろくろの使い方を、ひとつひとつ丁寧にレクチャーしてくれる。

a woman making a vase

「作陶は難しいと思われがちですが、幼稚園児からご高齢の方まで、年齢を問わず挑戦されています。どなたでも気軽に参加してほしいですね」と高岩さん。土に触れ、ろくろの回転に身をゆだねる時間は、想像以上に夢中になるひとときだった。

出来上がった器は、サンプルを見て好みの釉薬を選び、数週間後に焼き上げられて自宅へ届くという。どんな表情に仕上がるのか。旅はまだ続いていくが、ひと足先に楽しみができた。

a room with a table and chairs and a shelf with bowls
ろくろ体験工房 遊器陶舎
529-1804 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2344
10:00〜17:30(木曜日定休)

ろくろ体験工房 遊器陶舎 17:00
32km 移動
約1時間
Travel Icon
フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろ18:00
a river running through a field

充実した信楽焼体験を終え、今夜の宿「フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろ」へと向かう。

茶畑の里での夜「フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろ」

a room with a couch and a table
マーケットプレイスで味わうご当地スイーツ

南山城村にある、「フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろ」にチェックイン。ホテルの目の前には茶畑が一面に広がっている。スタッフに話を聞くと、名産の「宇治茶」は問屋が宇治周辺にあることに由来し、実際には約7割ほどが南山城村周辺で栽培されているという。

a jar of green sauce

ロビーラウンジに併設されたマーケットプレイスを覗くと、瓶に詰められた「むらちゃプリン」が目に入った。これは隣接する「道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村」が製造している人気商品で、1日に700個を売り上げたこともあるという。

宇治茶をふんだんに使った贅沢なプリンは、濃厚な旨みの中にほのかな苦みが感じられるが、口当たりはやさしく、食後のデザートにぴったりだった。明日はぜひ、道の駅にも立ち寄ってみたいと思う。

a building with a stone wall and a stone wall
フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろ
619-1411 京都府相楽郡南山城村大字北大河原小字殿田105番地

1泊1室 ¥15,730〜