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三重 - 大台

歴史と文化のまち・松阪から海と自然を感じる伊勢志摩を巡る旅

a person standing on a deck overlooking a body of water

旅のはじまりは、三重県の中央に位置する松阪市。宿場町として栄えた江戸時代の名残に触れ、豊かな自然に抱かれる奥伊勢でゆるりと過ごす。翌日は南伊勢へ。リアス式海岸を体感できる海沿いのルートをドライブを楽しむ。歴史、山、海を詰め込んだ、1泊2日の贅沢なロードトリップをご紹介。

松坂の近現代史と風土に触れる

a room with a couch and chairs

松坂から紀北町方面に向かう途中にある「フェアフィールド・バイ・マリオット・三重奥伊勢おおだい」。車旅には最適な立地も魅力。

08:00 名古屋駅

10:00 松阪市立歴史民俗資料館

12:00 松坂城跡・御城番屋敷

13:00 RESTAURANT CULTIVATE

14:15 松浦武四郎記念館

17:00 フェアフィールド・バイ・マリオット・三重奥伊勢おおだい

  • Day1 総移動距離 164.35km

  • Day1 合計移動時間 約3時間 40分

a man and woman in a kitchen

かつて宿場町として往来する人を受け入れた松坂。ブランド牛の知名度に隠れがちではあるが、江戸以降の文化の発展に大きく寄与してきた歴史があり、新しいカルチャーもうまれている。松坂のいまを巡っていく。

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名古屋駅 08:00
110km 移動
約2時間
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松阪市立歴史民俗資料館 10:00
a wooden building with a balcony

鈴鹿山脈沿いに三重県を南下し、江戸時代から商業で栄えた城下町、松阪へ。

城跡に佇む記念館「小津安二郎松阪記念館」

a room with a television and toys
松阪の歴史と文化を知る

松坂城跡にある「松阪市立歴史民俗資料館」の2階には、「小津安二郎松阪記念館」が設けられている。世界的な名匠として知られる映画監督・小津安二郎は、9歳から19歳までの多感な青春時代を松阪で過ごした。記念館では、当時の生活やエピソードを伝える手紙や日記など、実際の資料が展示されている。

映画監督を志す前に松阪の飯高町で小学校の代用教員をしていたというエピソードや、小津監督の人となりに触れたりできる点も興味深く、小津ファンにとっては見逃せない内容だ。また1階では、松阪の民俗資料が展示されており、松阪商人が育んだ「松阪木綿」をはじめ、地域の産業や人々の暮らしについても知ることができる。

a poster on the wall
松阪市立歴史民俗資料館(2階 小津安二郎松阪記念館)
515-0073 三重県松阪市殿町1539
9:00〜16:30(10月〜翌3月は16時まで)
*月曜日、祝日の翌平日定休
松坂城跡・御城番屋敷 12:45
8km 移動
約15 分
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RESTAURANT CULTIVATE 13:00
a group of buildings with bushes and trees

松坂城跡から望むことができる「御城番屋敷」。民俗資料館で学んだ当時の情景に思いを重ねながら、城下町を後にした。

食から文化を育てる場所 「RESTAURANT CULTIVATE」

a plate of food on a table

a man in a kitchen preparing food

暮らしと文化を、この土地で育てていく

松阪でのランチに選んだのは「RESTAURANT CULTIVATE」。創作中華を中心に、コース料理を展開するレストランだ。オーナーの山本祐也さんによると、店名の「カルティベイト(Cultivate)」は「耕す」という意味を持ち、カルチャーの語源にもなっている言葉だという。暮らしや文化を、この土地で育てていきたい。そんな想いが店名に込められている。

a room with a window and a table

ここは単なる食事の場ではなく、器やアート、音楽といった文化も発信していく場所。食材の仕入れもできる限り小さなローカルに目を向けるなど、その信念が料理の背景にまで貫かれている。定番人気の担々麺をはじめ、ランチコースの料理はどれも器が美しく、一皿一皿に丹精が込められていた。

a bowl of soup with meat and noodles

いただいたのは、名物「自家製胡麻の濃厚豆乳担々麺」と週変わりランチの「一志SPポークの角煮 赤ワイントマトソース」。担々麺のアオサは松阪産を使用し、コクのある味。ヘルシーポークも近所の畜産農家で仕入れた豚で、まさに食から松阪の土地を耕していきたいと願う山本さんの言葉を体現した料理であった。

a sign in front of a building
RESTAURANT CULTIVATE
515-2354 三重県松阪市嬉野下之庄町1688-5
Lunch(予約優先) A:11:30-13:00 / B:12:00-13:30 / C:13:15-14:45
Dinner(要予約) 18:00-21:00(L.O 20:00)
火・水曜日定休日

「松浦武四郎記念館」で江戸末期の探検家に想いを馳せる

a room with a blue carpet and a table with a blue carpet
a room with a blue carpet and a statue on the wall

想像を超える松浦武四郎の多才さ

松阪の文化を食を通して体感したあと、「松浦武四郎記念館」へ足を運んだ。「北海道の名付け親」として知られる探検家・松浦武四郎は松阪に生まれ、晩年には大台ヶ原の調査も行っている人物だ。名前は知っていても、そのイメージは北海道の調査のことに限られており、沖縄と隠岐を除く日本全国を歩き、これほど多岐にわたる功績を残していたことに驚かされた。

a display of maps and information

北海道の地図制作だけでなく、紀行文の出版や膨大な資料の収集、さらにはアイヌ民族を紹介する漫画まで描いていたという。学芸員によれば、武四郎の北海道図は、現代でいえば衛星やドローンを使って作ったのではないかと思えるほど詳細だったという。探究心に突き動かされ、歩き、記録し続けた松浦武四郎。その姿勢を、この旅を通して自分も見習いたいと誓った。

松浦武四郎記念館 16:00
40km 移動
約1時間
Travel Icon
フェアフィールド・バイ・マリオット・三重奥伊勢おおだい 17:00
oranges on a tree

松阪をあとにし、大台町へ向かう。松浦武四郎が晩年に調査した大台ヶ原の麓の町だ。気づけば、武四郎の足取りと自分の旅路を重ねていた。

旅を深める「フェアフィールド・バイ・マリオット・三重奥伊勢おおだい」

a building with trees and a parking lot
コーヒー片手に、この土地を読む時間

チェックインを済ませ荷物の整理も終えた。夕食までまだ少し時間がある。ロビーラウンジのフリーカフェで淹れたてのコーヒーを味わいながら、今日の旅を振り返り、ゆっくりと過ごすことにした。 併設されたライブラリースペースには、この土地にまつわる書籍や工芸品が並ぶ。

気づけば、夕食の時間になっていた。 ホテルに隣接している「道の駅 奥伊勢おおだい」近くにある「若鶏あみ焼 よし兵衛」では、松阪市発祥の「鶏焼き」を、隣の和食処「つじ萬」では、地元の山海の幸を生かした料理や大台茶のかぶせ茶を使った生そばを楽しめる。ホテル周辺の食事スポットが充実しているのも嬉しい。