歴史と文化のまち・松阪から海と自然を感じる
伊勢志摩を巡る旅

旅のはじまりは、三重県の中央に位置する松阪市。宿場町として栄えた江戸時代の名残に触れ、豊かな自然に抱かれる奥伊勢でゆるりと過ごす。翌日は南伊勢へ。リアス式海岸を体感できる海沿いのルートをドライブを楽しむ。歴史、山、海を詰め込んだ、1泊2日の贅沢なロードトリップをご紹介。
松坂の近現代史と風土に触れる
松坂から紀北町方面に向かう途中にある「フェアフィールド・バイ・マリオット 奥伊勢おおだい」。車旅には最適な立地も魅力。
Day1 総移動距離 63.2km
Day1 合計移動時間 約1時間50分
かつて宿場町として往来する人を受け入れた松坂。ブランド牛の知名度に隠れがちではあるが、江戸以降の文化の発展に大きく寄与してきた歴史があり、新しいカルチャーもうまれている。松坂のいまを巡っていく。
***
約90分
鈴鹿山脈沿いに三重県を南下し、旅のスタートは江戸時代から商業で栄えた城下町、松阪
城跡に佇む記念館「小津安二郎記念館」
松阪城跡の敷地内にある「松阪市立歴史民俗資料館」の2階には、「小津安二郎記念館」が設けられている。世界的な名匠として知られる映画監督・小津安二郎は、9歳から19歳までの多感な青春時代を松阪で過ごした。記念館では、当時の生活やエピソードを伝える手紙や日記など、実際の資料が展示されている。
映画監督を志す前に松阪の飯高町で小学校の教員をしていたというエピソードや、小津監督の人となりに触れたりできる点も興味深い。小津ファンにとっては見逃せない内容だ。また1階では、松阪の民俗資料が展示されており、松阪商人が育んだ「松阪木綿」をはじめ、地域の産業や人々の暮らしについても知ることができる。
約15分
松坂城跡から望むことができる「御城番屋敷」。民俗資料館で学んだ当時の情景に思いを重ねながら、城下町を後にした。
食から文化を育てる場所 「 RESTAURANT CULTIVATE」
暮らしと文化を、
この土地で育てていく
松阪でのランチに選んだのは「RESTAURANT CULTIVATE」。創作中華を中心に、コース料理を展開するレストランだ。オーナーの山本祐也さんによると、店名の「カルティベイト(Cultivate)」は「耕す」という意味を持ち、カルチャーの語源にもなっている言葉だという。暮らしや文化を、この土地で育てていきたい。そんな想いが店名に込められている。
ここは単なる食事の場ではなく、器やアート、音楽といった文化も発信していく場所。食材の仕入れもできる限り小さなローカルに目を向けるなど、その信念が料理の背景にまで貫かれている。定番人気の担々麺をはじめ、ランチコースの料理はどれも器が美しく、一皿一皿に丹精が込められていた。
いただいたのは、名物「自家製胡麻の濃厚豆乳担々麺」と週変わりランチの「ヘルシーポーク愛の角煮 赤ワイントマトソース」。担々麺のアオサは松阪産を使用し、コクのある味。ヘルシーポークも近所の畜産農家で仕入れた豚で、まさに食から松坂の土地を耕していきたいと願う山本さんの言葉を体現した料理であった。
A:11:30-13:00
B:12:00-13:30
C:13:15-14:45
Dinner(要予約)
18:00-21:00(L.O 20:00)
火・水曜日定休日
A: 11:30 - 1:00 PM
B: 12:00 - 13:30
C: 13:15 - 14:45
ディナー(要予約)
18:00 - 21:00(ラストオーダー 20:00)
定休日:火曜日、水曜日
「松浦武四郎記念館」で江戸末期の探検家に想いを馳せる
想像を超える松浦武四郎の多才さ
松阪の文化を食を通して体感したあと、「松浦武四郎記念館」へ足を運んだ。「北海道の名付け親」として知られる探検家・松浦武四郎は松阪に生まれ、晩年には大台ヶ原の調査も行っている人物だ。名前は知っていても、そのイメージは北海道に限られており、これほど多岐にわたる功績を残していたことに驚かされた。
地図制作だけでなく、紀行文の出版や膨大な資料の収集、さらには漫画まで描いていたという。学芸員によれば、武四郎が測量した地図は、現代でいえば衛星やドローンを使ったのではないかと思えるほど正確だったという。探究心に突き動かされ、歩き、記録し続けた松浦武四郎。その姿勢を、この旅を通して自分も見習いたいと誓った。
約40分
奥伊勢おおだい 16:00 PM
松阪をあとにし、大台町へ向かう。松浦武四郎が晩年に調査した大台ヶ原の麓の町だ。気づけば、武四郎の足取りと自分の旅路を重ねていた。
旅を深めるライブラリースペース
「フェアフィールド・バイ・マリオット 奥伊勢 おおだい」
早めにチェックインを済ませ、車から取り出した荷物の整理も終えた。夕食までまだ少し時間がある。ロビーラウンジのフリーカフェで淹れたてのコーヒーを味わいながら、今日の旅を振り返り、ゆっくりと過ごすことにした。
併設されたライブラリースペースには、この土地にまつわる書籍や工芸品が並ぶ。旅を通して土地を学び、理解を深めることで、出会うものの解像度は一段と高まり、旅はより重厚なものになる。明日に備え、こうした学びの時間もまた大切だ。気づけば、夕食の時間になっていた。
ホテルに隣接している「道の駅 奥伊勢おおだい」の目の前にある「若鶏あみ焼 よし兵衛」では、松阪市発祥の「鶏焼き」を味噌だれで楽しめる。隣の和食処「つじ萬」では、地元の山海の幸を生かした料理に加え、大台茶のかぶせ茶を使った生そばも気になる存在だ。
さらに少し足を伸ばせば、奥伊勢フォレストピア内のダイニング「Anju」で奥伊勢フレンチを味わい、そのまま奥伊勢宮川温泉に立ち寄ることもできる。どこを選ぶか、思案する時間もまた楽しい。
松坂の近現代史と風土に触れる
松坂から紀北町方面に向かう途中にある「フェアフィールド・バイ・マリオット 奥伊勢おおだい」。車旅には最適な立地も魅力。
Day1 総移動距離 63.2km
Day1 合計移動時間 約1時間50分
かつて宿場町として往来する人を受け入れた松坂。ブランド牛の知名度に隠れがちではあるが、江戸以降の文化の発展に大きく寄与してきた歴史があり、新しいカルチャーもうまれている。松坂のいまを巡っていく。
***
約90分
鈴鹿山脈沿いに三重県を南下し、旅のスタートは江戸時代から商業で栄えた城下町、松阪
城跡に佇む記念館「小津安二郎記念館」
松阪城跡の敷地内にある「松阪市立歴史民俗資料館」の2階には、「小津安二郎記念館」が設けられている。世界的な名匠として知られる映画監督・小津安二郎は、9歳から19歳までの多感な青春時代を松阪で過ごした。記念館では、当時の生活やエピソードを伝える手紙や日記など、実際の資料が展示されている。
映画監督を志す前に松阪の飯高町で小学校の教員をしていたというエピソードや、小津監督の人となりに触れたりできる点も興味深い。小津ファンにとっては見逃せない内容だ。また1階では、松阪の民俗資料が展示されており、松阪商人が育んだ「松阪木綿」をはじめ、地域の産業や人々の暮らしについても知ることができる。
約15分
松坂城跡から望むことができる「御城番屋敷」。民俗資料館で学んだ当時の情景に思いを重ねながら、城下町を後にした。
食から文化を育てる場所 「 RESTAURANT CULTIVATE」
暮らしと文化を、
この土地で育てていく
松阪でのランチに選んだのは「RESTAURANT CULTIVATE」。創作中華を中心に、コース料理を展開するレストランだ。オーナーの山本祐也さんによると、店名の「カルティベイト(Cultivate)」は「耕す」という意味を持ち、カルチャーの語源にもなっている言葉だという。暮らしや文化を、この土地で育てていきたい。そんな想いが店名に込められている。
ここは単なる食事の場ではなく、器やアート、音楽といった文化も発信していく場所。食材の仕入れもできる限り小さなローカルに目を向けるなど、その信念が料理の背景にまで貫かれている。定番人気の担々麺をはじめ、ランチコースの料理はどれも器が美しく、一皿一皿に丹精が込められていた。
いただいたのは、名物「自家製胡麻の濃厚豆乳担々麺」と週変わりランチの「ヘルシーポーク愛の角煮 赤ワイントマトソース」。担々麺のアオサは松阪産を使用し、コクのある味。ヘルシーポークも近所の畜産農家で仕入れた豚で、まさに食から松坂の土地を耕していきたいと願う山本さんの言葉を体現した料理であった。
A:11:30-13:00
B:12:00-13:30
C:13:15-14:45
Dinner(要予約)
18:00-21:00(L.O 20:00)
火・水曜日定休日
A: 11:30 - 1:00 PM
B: 12:00 - 13:30
C: 13:15 - 14:45
ディナー(要予約)
18:00 - 21:00(ラストオーダー 20:00)
定休日:火曜日、水曜日
想像を超える松浦武四郎の多才さ
松阪の文化を食を通して体感したあと、「松浦武四郎記念館」へ足を運んだ。「北海道の名付け親」として知られる探検家・松浦武四郎は松阪に生まれ、晩年には大台ヶ原の調査も行っている人物だ。名前は知っていても、そのイメージは北海道に限られており、これほど多岐にわたる功績を残していたことに驚かされた。
地図制作だけでなく、紀行文の出版や膨大な資料の収集、さらには漫画まで描いていたという。学芸員によれば、武四郎が測量した地図は、現代でいえば衛星やドローンを使ったのではないかと思えるほど正確だったという。探究心に突き動かされ、歩き、記録し続けた松浦武四郎。その姿勢を、この旅を通して自分も見習いたいと誓った。
約40分
奥伊勢おおだい 16:00 PM
松阪をあとにし、大台町へ向かう。松浦武四郎が晩年に調査した大台ヶ原の麓の町だ。気づけば、武四郎の足取りと自分の旅路を重ねていた。
旅を深めるライブラリースペース
「フェアフィールド・バイ・マリオット 奥伊勢 おおだい」
早めにチェックインを済ませ、車から取り出した荷物の整理も終えた。夕食までまだ少し時間がある。ロビーラウンジのフリーカフェで淹れたてのコーヒーを味わいながら、今日の旅を振り返り、ゆっくりと過ごすことにした。
併設されたライブラリースペースには、この土地にまつわる書籍や工芸品が並ぶ。旅を通して土地を学び、理解を深めることで、出会うものの解像度は一段と高まり、旅はより重厚なものになる。明日に備え、こうした学びの時間もまた大切だ。気づけば、夕食の時間になっていた。
ホテルに隣接している「道の駅 奥伊勢おおだい」の目の前にある「若鶏あみ焼 よし兵衛」では、松阪市発祥の「鶏焼き」を味噌だれで楽しめる。隣の和食処「つじ萬」では、地元の山海の幸を生かした料理に加え、大台茶のかぶせ茶を使った生そばも気になる存在だ。
さらに少し足を伸ばせば、奥伊勢フォレストピア内のダイニング「Anju」で奥伊勢フレンチを味わい、そのまま奥伊勢宮川温泉に立ち寄ることもできる。どこを選ぶか、思案する時間もまた楽しい。
07:00 名古屋駅
~ 車で30km移動 約120分
09:00
伊勢神宮外宮
~ 車で10km移動 約30分
11:00
伊勢うどん つたや
~ 車で10km移動 約30分
14:00
伊勢神宮内宮
~ 車で10km移動 約30分
17:00
月壺
~ 車で10km移動 約30分
19:00 フェアフィールド・バイ・マリオット・三重奥伊勢おおだい
08:00 フェアフィールド・バイ・マリオット・三重奥伊勢おおだい
~ 車で10km移動 約30分
09:00
道の駅 奥伊勢おおだい
~ 車で10km移動 約30分
10:30
大淵寺のスダジイ
六十尋滝
cafe mukuカフェ
~ 車で10km移動 約30分
14:45