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30 days Road Trip Reporter : ブログ7 -北海道編-

日本各地を巡る世界でもっとも魅力的な旅 フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクト30日間の旅レポート(第7部)

北海道:30日間の旅の終わりに広がる冬のワンダーランド

日本最北の北海道は、荒々しい自然と静かな優雅さのコントラストに満ちたところです。四季の変化が顕著なこの地域は、冬になると雪が広大な平原やきらめく湖、山々を包み込み、まるで別世界のような静寂に満ちたワンダーランドへと姿を変えます。

 

30日間にわたる旅の最終章では、フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道長沼マオイの丘公園、フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道南富良野、そしてフェアフィールド・バイ・マリオット・北海道えにわの3つのホテルに滞在し、北海道の美しさ、文化、そして食の魅力をクエストしました。この6日間は、日本を巡る30日間の壮大な旅の締めくくりにふさわしい時間となりました。

 

1日目: 本州に別れを告げ、北海道へ
宿泊地:フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道長沼マオイの丘公園

この日は、フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜美濃での朝から始まりました。ここで、本州最後のフェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテルのスタンプ手帖のスタンプを集めました。各スタンプには、そのエリアを象徴する名所などがデザインされており、美濃のスタンプには「郡上八幡城」や、清流を泳ぐ鮎の姿、うだつの町並みが描かれていました。まさにこの地域での旅の思い出を完璧に表現したものでした。

そこから2時間ほど車を走らせ名古屋へ。セントレア空港から北海道へと飛び立ちました。北へと向かうフライトの間、これまでの旅の道のりを振り返りながら、新たな土地での冒険に胸が躍ります。

北海道に到着し、フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道長沼マオイの丘公園へと向かう頃には、ちょうど雪が降り始め、地面にうっすらと白いヴェールが掛かっていました。ホテルは空港や主要な高速道路に近く、旅の拠点として理想的な立地です。翌日から始まる北海道の旅に備えて、ここでゆっくりと休息を取ることにしました。

この日のディナーは「麺屋しん」のレモン塩ラーメン。気の立ち上るスープは、爽やかな柑橘の風味と深みのある塩だしが絶妙に調和し、心も体も温まる一杯で、最高の1日の締めくくりになりました。外に出ると、冷たい空気の中で雪が舞い、これから始まる北海道の冬の魔法を感じさせてくれました。

 

2日目: 雪に包まれた旅の静寂
宿泊地:フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道南富良野

朝目覚めると、長沼の町は静かに雪が降り積もり、一面の純白のワンダーランドへと変わっていました。温かいコーヒーを片手に、北海道産のお肉や漬物、蒸し野菜などが入った朝食ボックスをいただきました。どれも北海道の農産物の豊かさを感じさせる味わいで、土地の恵みを存分に堪能しました。

窓の外に広がる雪景色を眺めながら、私は本州の燃えるような紅葉から、北海道の静寂に包まれた雪景色への移り変わりをしみじみと感じていました。北海道での最初のホテルスタンプを集めたあと、しばらくその穏やかな時間に満たされてから、120キロ先の南富良野へ向かう旅に出発しました。

北海道でのドライブはまさに絶景の連続。雪をまとった松の木々が高速道路沿いに並び、遠くには凍った湖がきらめいて見えました。途中、「道の駅 自然体感しむかっぷ」に立ち寄り、名物のソフトクリームを味わいました。冬の冷たい空気の中で食べる濃厚なアイスは想像以上に美味しく、口の中でとろける甘さが広がりました。

午後3時ごろになると太陽が沈み始め、景色はさらに幻想的なものに変わっていきます。雪原に夕暮れの黄金色の光が映え、川や湖の表面が淡い光に輝きながら、静寂の中で息をのむような美しさを放っていました。舞い落ちる雪と穏やかな冬の風景に包まれたこのドライブは、旅の中でも特に魅惑的な瞬間のひとつとなりました。

南富良野に到着し、厚手のコートを羽織って駐車場からホテルへと向かいました。旅を始めて1カ月が経つ頃には、このホテルでの滞在もすっかり日常の一部のようになっていました。バスルームにアメニティを並べる場所、枕の配置を整えて最高の眠りを確保する方法、そして洋服をかけるフックの使い方まで、すべてが自然なルーティンとなり、フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテルでの滞在が「旅先の我が家」のようになっていました。

夕食には、手作りの窯焼きピザで知られる「CAFE seizan」へ。素朴で温かみのある店内で、焼きたてのピザをワインとともに味わいました。この心地よい食事は、寒い北海道の夜にぴったりの一品となり、ホテルへ戻る前に身体をしっかりと温めてくれました。

 

3日目: 冬の静寂を受け入れる
宿泊地:フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道南富良野

翌朝、私はまるで別世界にいるような感覚で目を覚ました。雪があらゆるものを覆い、景色の輪郭を柔らかく変えていました。窓の外に広がる松の木々は、霜に覆われた枝に太陽の光がきらめき、幻想的な輝きを放っていました。温かいコーヒーを片手に、静寂に包まれた雪景色を眺めながら、移り変わる季節の美しさに思いをはせる朝を過ごしました。

ほんの数日前まで、本州は秋の彩りに包まれ、自然の鮮やかなエネルギーが燃え盛るような光景でした。しかし、ここ北海道では純白の雪がすべてを静かに覆い、まるでリセットボタンが押されたかのような新鮮な静寂と落ち着きを感じたのです。それぞれの季節には、それぞれの教えがあるー秋は「人生の輝きは儚いものだからこそ美しい」と教え、冬は「ゆっくりと歩みを止め、振り返り、純粋さの中に安らぎを見出すことの大切さ」を教えてくれます。この移り変わりは、まるで人生そのものを表しているようでした。変化を受け入れ、それを大切にすること、そして過去を手放し、人生のそれぞれの季節の中に美しさを見出すことの大切さを改めて感じました。

ここの朝食でも、北海道の恵みをふんだんに使った朝食ボックスを楽しみました。カリッと揚がった肉や魚のカツ、柔らかい豚肉、クリーミーなマッシュポテト、そして体を温めてくれる具沢山のスープ。まさにこの地ならではの味わいを堪能し、一日の準備を終えました。

最初の目的地は「かなやま湖」。雪に包まれた山々と常緑の松に囲まれた静かな湖で、雪がしんしんと降る中、湖面は曇り空を映し出し、まるで夢の中に迷い込んだような光景でした。

昼食は、こぢんまりとした家族経営のレストラン「こはんのごはん」で。温かみのあるキャビンの中で味わう「ミンチカツカレー」は濃厚で深い味わいがあり、心も体も温まりました。優しいご夫婦が飼っているかわいい柴犬たちが、ほっこりとした癒しを添えてくれました。

午後は、美瑛の東約70キロメートルに位置する「富良野岳」を目指し、美しい冬景色の中をドライブ。約1時間半の道のりは、雪に覆われた曲がりくねった道を進む、まるで絵本の世界のような旅でした。

最初に訪れたのは、有名な「青い池」。夏にはその鮮やかな青色で知られるこの池も、冬の雪に覆われるとまた違った魅力を見せます。湖面の青さは雪に隠れていましたが、周囲の森は雪をまとった枝がアーチを描き、まるで童話の中に迷い込んだかのような幻想的な空間を作り出していました。近くの売店で販売されている「青いソフトクリーム」は、凍える寒さの中でもつい手に取ってしまうほどです。

そこからわずか4分ほど車を走らせ、「白ひげの滝」へ。橋の上から滝を眺める景色は圧巻で、冬の澄んだ空気の中、滝は氷に覆われた崖を流れ落ち、その水は淡い午後の光に照らされ、周囲の雪景色に溶け込むように輝いて見えました。人の手が加えられていない、ありのままの自然の美しさにただ圧倒される瞬間でした。

氷点下の寒さから逃れるため、「碧の美 ゆゆ」の温泉へ。温泉につかった瞬間、冷え切った体がじんわりと温まり、深くリラックスすることができました。特に、雪景色を眺めながら入る露天風呂は、自然と一体になったかのような感覚を味わえる至福の時間でした。

帰る前にもう一度「青い池」へ戻り、夜のライトアップを鑑賞。暗闇の中、照らし出された木々の影が雪の背景に映り込み、幻想的で別世界のような光景を作り出していました。光と影が織りなすこの神秘的な空間は、ただ静かにその場に立ち尽くしてしまうほど美しく、言葉では表せないほど魅力的でした。

ディナーは「EZO DINING KOKO」でのしゃぶしゃぶ。北海道産の新鮮な野菜と柔らかなお肉がたっぷりと楽しめる食事で、締めには旨味が凝縮されたスープで作るラーメンを、北海道バターとともにいただきました。この一杯は、北海道の食文化の素晴らしさを改めて実感させてくれました。

 

4日目: 富良野で楽しむ雪とアドベンチャー
宿泊地:フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道南富良野

翌朝は、富良野へ向かいました。富良野は南富良野から約40キロメートルの距離にある町で、ウィンタースポーツだけでなく、夏には美しいラベンダー畑が広がり、一年を通してアートや文化が楽しめる場所としても知られています。また、北海道はどこも澄んだ空気、きれいな水、そして広大な牧草地に恵まれており、日本屈指の乳製品の産地です。チーズやミルクが好きな方にとっては、まさに楽園のような場所。

この日の始まりは「富良野チーズ工房」から。かわいらしい工房では、伝統的なチーズ作りの技術や、北海道ならではの乳製品の風味について学ぶことができました。工房で作られたさまざまな種類のチーズを試食し、とろけるような濃厚なチーズがたっぷりのった焼きたてのピザを味わいました。朝から満足感のある、美味しいスタートを切ることができました。

今年は富良野で過去60年間で最も多い12月の積雪を記録したそうで、シーズン序盤ながら最高のコンディションの中で雪を楽しむことができました。「ジャパウ(Japow)」とは、日本が世界に誇るパウダースノーのことです。他のどの国の雪よりもふわふわで乾燥しているのが特徴です。その秘密は、シベリアから吹き込む冷たい風にあります。この風が日本海上で水分を含み、極めて細かく乾燥した雪を北海道に降らせます。その結果、まるで空気のように軽く、足元でふわっと舞うような雪が生まれるのです。スキーやスノーボードに最適な、この特別な雪を体験できるのを楽しみにしていました。

オンラインで「Rhythm」というレンタルショップを利用し、スムーズにスノーボードのギアをレンタルしました。そしていよいよゲレンデへ!富良野スキー場のゲレンデは、ゆったりと滑れる初心者向けのコースから、上級者用のスリル満点の急斜面までバラエティに富んでおり、壮大な冬の景色を背景に最高のスノーボードを楽しみました。午前中たっぷり滑った後は、リフト乗り場近くで自動販売機ラーメンを。手軽に食べられ、しっかり温まる一杯です。時間に余裕がある方には、地元で人気のレストラン「くまげら」もおすすめです。素朴な雰囲気の中でボリューム満点の料理を楽しめるお店です。

スノーボードを楽しんだ後は、富良野スキー場のすぐ近くにある「ニングルテラス」へ向かいました。

ここは、雪に覆われた森の中に小さなログキャビンが点在する幻想的な村です。木製の遊歩道がキャビンをつなぎ、それぞれのキャビンでは職人による手作りの工芸品を販売しています。繊細なジュエリーやカレイドスコープ(万華鏡)など、ここでしか手に入らないお土産にぴったりな素敵なアイテムが並んでいます。

ホテルに戻った後は、ランドリー専用のアプリを利用して洗濯をしました。セルフランドリーはフェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテルに設置されているので、旅の途中で洗濯ができ、本当に便利です。夕食は、ホテルから徒歩5分の距離にある「居酒屋 あぶりや」へ行きました。このお店は、個性あふれる温かい雰囲気が魅力の居酒屋で、店内には店主夫妻の似顔絵が描かれたポスターが壁一面に貼られており、ユーモラスでアットホームな空間でした。私はたどたどしい日本語で会話を試みましたが、店主夫妻は笑顔で温かく対応してくれ、新しい日本語のフレーズも教えてくれました。その優しさと、美味しい料理、特に焼き鳥は格別で、まるで寒い冬の日に心を包み込むような温かさを感じる時間となりました。

お互いに言葉が完璧に通じるわけではなくても、笑いを交えながら楽しく会話をし、心が通じ合う瞬間が何度もありました。言葉の壁を超えて、人と人とのつながりを感じられる素晴らしい夜でした。

心もお腹も満たされ、ホテルへと戻りました。北海道の寒い夜に、こんなに温かいひとときを過ごせたことに、ただただ感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

5日目: 友人とともに恵庭を探索
宿泊地:フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道えにわ

冬の朝冬ならではの静寂とともに一日が始まりました。透き通るような青空が広がり、一面に積もった雪に太陽の光が反射して、息をのむほど美しいコントラストを生み出していました。私はホテルのロビーラウンジで温かいコーヒーを楽しみながら、周囲の山々を眺め、静けさに包まれたこの時間をゆっくりと味わいました。

旅の最後の2日間をともに過ごす友人を迎えに行くため、美しい景色を楽しみながら新千歳空港へ2時間ほど車を走らせました。日本を30日間旅する中で、地元の人々と出会い、隠れた名所を探索し、一人で食事を楽しむことはとても充実した経験でした。しかし、誰かと一緒に笑い、食事を共にし、旅の思い出を振り返る時間はまた特別なものです。一人旅ならではの発見や感動もありますが、こうして友人と同じ景色を見て、一緒に驚きや喜びを分かち合えることは、この旅の締めくくりとして、とても意味のあることに感じられました。

最初に向かったのは、千歳にある人気のとんかつ店「玉藤」。店内は活気に満ちており、サクサクの衣とジューシーな肉が特徴の絶品とんかつが楽しめるお店です。外はカリッと、中は柔らかくジューシーなとんかつは、まさに絶品でした。さらに、自分でブレンドできるように、すりたてのゴマとともに特製ソースが用意されており、味わう前のこのひと手間が楽しいアクセントになりました。

その後、私たちはフェアフィールド・バイ・マリオット・北海道えにわへチェックイン。

ツインルームは二人で宿泊しても窮屈に感じない設えになっています。快適なベッドが2台、それぞれ独立した読書灯とサイドテーブルが備えられており、それぞれの時間をリラックスして過ごせます。また、すべての客室にはスライドドアがあり、寝室とバスルームエリアを分けられるため、同行者と泊まる際にもプライバシーを確保しやすい点が魅力的でした。

この日のディナーは、地元の活気あふれる居酒屋「小ばちゃん 栄恵町本店」でいただきました。ここは、まさに地元の食文化の中心ともいえるような賑やかな雰囲気が広がるお店でした。メニューには北海道ならではの食材がふんだんに使われており、新鮮な海鮮料理や旬の野菜、そして地元の銘酒がずらりと並んでいました。どの料理も絶品で、北海道の恵みを存分に堪能することができました。また、スタッフの皆さんがとてもユーモアにあふれ、温かく迎えてくれたおかげで、さらに楽しい夜となりました。旅の最後の夜を、友人とともに美味しい食事とお酒を楽しみながら、これまでの旅の思い出を語り合いました。

美味しい料理、心地よい笑い声、そして北海道の温かなおもてなしに囲まれながら、この旅の特別なひとときを噛みしめました。旅の途中で訪れた場所だけでなく、そこで出会った人々や、共有した瞬間が、この旅を忘れられないものにしてくれたことを改めて実感しました。心も満たされ、深い感謝の気持ちを抱きながらホテルへ戻りました。

 

6日目: 恵庭の大自然を堪能する
宿泊地:フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道えにわ

この日の朝は、北海道名物のスープカレーが入った温かい朝食ボックスから始まりました。パッケージには自己加熱機能がついており、寒い冬にぴったりです。北海道産の食材がふんだんに使われたスパイシーで深みのある味わいは、窓の外に広がる雪景色と相まって、最高の朝食となりました。

北海道での最後の一日は、恵庭周辺の自然を存分に楽しむことにしました。まず最初に向かったのは、「恵庭渓谷」。ホテルからわずか20キロメートルの距離にあり、まるで絵画のような美しい道をドライブ。道路の両側には雪をまとった木々が立ち並び、時折、雲の切れ間から太陽の光が差し込み、幻想的な風景が広がっていました。恵庭渓谷にはいくつかの滝がありますが、その中でも特に美しいのが「白扇の滝」。整備された遊歩道を歩いてすぐの場所にあり、雪に覆われた断崖と凍った滝のコントラストが、まるで絵本の世界のようでした。訪問者向けの設備も整っており、他の季節にもぜひ訪れてみたいです。

「恵庭渓谷」車で30分ほど走り「支笏湖」へ。透明度の高いカルデラ湖として知られるこの湖は、静寂に包まれ、どこまでも続く青い水面が広がっていました。ビジターセンターでは、大きなガラス窓から湖と周囲の山々を一望できる絶景パノラマビューを楽しむことができました。湖の周辺では、「山線鉄橋跡」を渡り、「支笏湖展望台」へ。ここからの眺めは、湖の広大な水面と、それを取り囲む曲がりくねった山道の絶景です。風は想像以上に強く、湖のさざ波が輝いて見え、北海道の自然の壮大さと力強さを改めて感じました。

ランチは、「昭和物産」という炭火焼きの海鮮料理が人気のレストランへ。ここでは、炭火でじっくり焼かれた牡蠣や地元の魚を味わうことができました。さらに、北海道名物の大きなじゃがいもが付け合わせとして出され、ホクホクの食感とバターの風味が絶妙でした。締めくくりには、温かいスープと一緒にいただくラーメンを。寒い日にはぴったりの食事となりました。

その後、「LOG Bear Café」に立ち寄り、ログハウスのような可愛らしい店内で、店主が一杯ずつ丁寧にハンドドリップで淹れるコーヒーを味わいました。こだわりの詰まった一杯は、特別な時間を演出してくれました。また、どうしても試してみたかった「碧水」のソフトクリームを食べずにはいられませんでした。寒さの中でしたが、ならめらかで絶妙な甘さの濃厚なメロンソフトクリームは、今回の旅で食べたソフトクリームの中で間違いなく最高の味わいでした。

ホテルへの帰路、35キロメートルのドライブをしながら、沈みゆく夕日が雪景色を幻想的な夕暮れへと変えていくのを眺めました。旅の終わりが近づく中、これまでの30日間にわたるフェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテルでの体験が、ひとつひとつ鮮やかに蘇ってきます。

最後の夕食は、北海道の釜めしで有名な「いちえ」へ。私は、カニ・ウニ・エビが贅沢にのった釜めしを選びました。それぞれの素材が新鮮で、北海道の食文化の素晴らしさを存分に感じられる一品でした。この食事は、自然の絶景と美食に彩られた一日を締めくくるにふさわしい、とても贅沢なひとときとなりました。

旅の振り返り:日本を巡る30日間の発見

日本初の「ロードトリップレポーター」としての30日間の旅が終わりを迎えようとしていました。

九州の自然の宝庫から始まり、北海道の息をのむような冬景色まで、旅を通じて無数の美しい瞬間と出会いました。

東京や大阪などの大都市を離れ、日本の手つかずの地域に身を置くことで、都会の喧騒とは異なる「ゆったりとした時間の流れ」を体感しました。地元の人々の暮らしに触れ、その地域独自の文化を体験することで、また違った日本の魅力を発見することができました。

この旅をさらに特別なものにし、無事に進めることができたのは、フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテルのおかげでした。30日間の旅の間、どのホテルも「旅先の我が家」のように感じられ、安心して滞在することができました。フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテルの特徴は、快適さ・利便性・地域の魅力のバランスが絶妙に取れていることです。すべてのホテルは道の駅の近くにあり、地域の観光スポットや地元の文化へのアクセスがとても便利です。歴史ある寺院を訪れたり、美しいハイキングコースを歩いたり、その地域ならではの絶品グルメを堪能したりする際、ホテルの立地の良さが行程をスムーズにしてくれました。

さらに、すべてのホテルで統一された設えになっていることで、長期間のひとり旅でも安心感がありました。ふかふかのベッドでぐっすり眠り、レインシャワーで一日の疲れを癒す。秋の暖かい日には涼しく、冬の寒い日には暖かく過ごせる温度調節機能も、特に地域を巡る旅ではありがたいポイントでした。また、アプリで操作できるランドリー設備、電子レンジが完備されたコミュニティキッチン、飲み物や軽食が購入できるマーケットプレイス、環境に配慮したカトラリーなど、どのホテルでも自宅のように快適に過ごせる工夫がされていました。

日本の主要都市を離れ、地域を巡る旅の魅力のひとつは、その土地ごとの豊かな文化を体験できることでした。ホテルの朝食ボックスには、各地の特産品が取り入れられ、北海道ではクリーミーな乳製品、九州では旨味たっぷりの牛肉など、その土地ならではの味覚を楽しむことができました。また、ホテルごとにデザインが異なるご朱印風スタンプを集めるというユニークな要素も、旅に楽しさと記念の要素を加えてくれました。訪れた地域ごとのスタンプが、旅の思い出として残るのも素敵なポイントです。

ホテルの共用スペースも快適でした。ロビーラウンジで本を読みながらくつろいだり、テラスからの景色を眺めながら旅を振り返ったりする時間は、都会の喧騒から離れた静けさを感じることができる貴重なひとときでした。さらに、伝統工芸を取り入れたインテリアデザインや、温かみのある和の装飾が、地域とのつながりを感じさせる空間を作り出していました。

女性ひとり旅にとって、安全性とアクセスの良さはとても重要です。その点、フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテルはどのホテルも期待以上の安心感を提供してくれました。スタッフの温かいおもてなしも印象的で、観光マップの提供や、レストランの予約を手伝ってくれるなど、心のこもったサービスが旅の質をさらに高めてくれました。ただの「宿泊施設」ではなく、「地域のコミュニティの一部」として迎え入れてくれるような感覚を覚えました。

ゆっくりと旅をすることで、普段は見過ごされがちな日本の魅力を発見することができました。日本には、まだあまり知られていない隠れた名所や、静謐で美しい風景がたくさんあります。今回の旅では、地元の人々が実際に使っている道をたどることで、その土地ならではの生活リズムに自然と溶け込むことができました。そうした「日本のありのままの姿」が、都会とはまた違う、素朴で感動的な体験をもたらしてくれました。雪山に佇む温泉、家族経営の小さなカフェ、伝統工芸を大切に守る職人の手仕事――こうした日本の美しさが息づく場所に触れることで、本当に価値のあるものは都会の喧騒の外にあるのだと実感しました。

スロートラベルは、単に観光地を巡るだけではなく、その土地を「感じる」ことが大切です。自然の中での森林浴や、息をのむような景色を眺める静かな時間は、ただ「見る」だけでなく、心で「受け取る」体験でした。フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクトのおかげで、こうした旅のスタイルを安心して実現できました。各地のホテルが私の旅の拠点となり、心地よく休める場所となったことで、このような旅先での体験により集中することができました。

九州から北海道へと続いた30日間の旅は終わりましたが、まだまだ訪れたい場所はたくさんあります。全国に29軒あるフェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテルをすべて巡ることが、新たな目標になりました。ほかにも日本には東北の雄大な山々、四国の静かな島々、沖縄の文化的な魅力があり、これからも新しい旅が待っています。

フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテルの皆さま、本当にありがとうございました!

この30日間の旅は、まさに人生の中でも特別な章となりました。本当に素晴らしい旅の物語は、地図に載っていない場所にこそ隠れています。これからも、その「まだ見ぬ魅力」を求めて、新たな旅へと出かけたいと思います。